有限会社キムラナカジオフィスより、アドベンチャーゲーム『クーロンズ・ゲート』の続編新作プロジェクトが発表されました。
タイトル名は『クーロンズリゾーム』。2021年秋のマルチプラットフォームでのリリースを目指して、開発資金の一部を募集するクラウドファンディングがスタートしました。
『クーロンズ・ゲート』は1997年にソニー・ミュージックエンタテインメント から発売されたプレイステーション専用アドベンチャーゲーム。イギリスからの返還を目前に控えた香港に、突如取り壊されたはずの九龍城砦が出現。プレイヤーは陰界と呼ばれる異界から現れた九龍城砦を舞台に、風水師として事件解決のために奔走することになります。
独特のキャラクターデザインや世界観がカルト的人気を呼び、2017年には舞台である九龍城砦を歩き回ることのできるVRゲーム、『クーロンズ・ゲートVR Suzaku』も発売されました。
続編として発表された『クーロンズリゾーム』は前作の28年後が舞台。Nintendo Switch、PS4、PCでのマルチプラットフォームでの展開が予定されています。
本作では、全編リアルタイムレンダリング(RT)でサイバー九龍城が表現されます。
RTならではの動きでプレイヤーの自由度を確保しつつ、つぎに向かうべき目的地を見失わずプレイできる「路地裏オープンワールド」のゲーム性の確立を目指して制作されています。
さらに現在、YouTubeにてデモ動画も公開中。作品の雰囲気をいち早く味わうことができます
本作ではメインキャラクターデザイナーにイラストレーターのおぐち氏を起用。新キャラクターのイラストや、会話イメージ画像も公開されています。
また、前作に関わったクリエイターも作品に参加します。サウンドには蓜島邦明氏を迎え、新しいクーロンの世界観を構築。異形キャラ原画は、前作『クーロンズ・ゲート』キャラクターデザイン担当の井上幸喜氏が担当。前作のコンセプトを引き継ぎつつ、新たな作品世界が制作されています。
左:おぐち氏習作(登場人物:ニコラ・譚(タム))
右:異形キャラクター原画(井上幸喜氏)
開発資金の一部を募集するクラウドファンディングが12月27日(日)まで実施中。リターンには世界観資料や、シナリオの一部がもらえるセットや、ゲームの試作品が入手できるプランがラインナップしています。
プランの中には『クーロンズ・ゲート』のボス、妖帝(ヤオディ)から届くメールマガジンも登場。「迷える子羊たちへ」で始まる暗い情念の伝わるメッセージです。また異形キャラクターをあしらったTシャツなど、クーロンらしさが展開されています。
クレジットプランでは、ゲーム内のサイバースペースにクレジットが浮遊するように掲出されます。クレジットサイズは標準サイズから特大サイズまで4種類が用意されています。
ファンとしてアイデアを投稿できる専用掲示板の利用権もラインナップ。ゲームの試作品や各種資料を元に、制作セッションに参加できるチャンスとなっています。
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