【レビュー】SSD『W.D Black SN750』スペック・性能チェック

公開日:2021/7/19

 みなさんはゲーミングPCを選ぶとき、どんなパーツを重要視していますか?

 一般的にまずは描画速度、クオリティを左右する「ビデオカード」、そして「CPU」あたりをチェックするのではないでしょうか。

 しかしCPUもビデオカードも、ゲームのデータを読み込まなければ処理もできませんし、描画もできません。

 そう、実はちょっとしたタイムラグが命取りになるPCゲームにおいて、最もスピードのボトルネックとなるのはストレージ、つまり「SSD」なのです。

 そこで今回はゲームのプレイを快適にするハイエンドSSD、WD社の『W.D Black SN750』をご紹介いたします。

 


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Western Digital SN750(ヒートシンク搭載)


WD社「ゲーマー向け」SSD

 W.D Black SN750はウエスタン・デジタル社が発売しているハイエンドゲーマー向けのSSDシリーズです。

 フォームファクターM.2 2280、接続インターフェースはPCI Express 3.0 x4、プロトコルはNVM Express1.3に準拠。

 独自の高速化機能としてNANDフラッシュメモリーの一部をSLCキャッシュとして活用し、TLC NANDへのアクセス性能を向上させる「nCache 3.0」を搭載して「ハイエンド」の名にふさわしい性能を発揮します。

 今回は250GB、500GB、1TB、2TBのラインナップのうち500GB、ヒートシンク付きの製品をピックアップ!

詳しくチェックしていきます。

 

■WD BLACK SN750 NVMe SSD(ヒートシンク)の主な仕様

容量 500GB 1TB 2TB
フォームファクター M.2 2280 D5-M(ヒートシンク搭載)
最大シーケンシャル読み出し(MB/s) (キュー=32、スレッド=1) 3,430MB/s 3,470MB/s 3,400MB/s
最大シーケンシャル書き込み(MB/s)(キュー=32、スレッド=1) 2,600MB/s 3,000MB/s 2,900MB/s

 


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【開封】黒いヒートシンクが性能を物語る

 

 「Black」の名の通り、パッケージも黒地に黒で「W.D BLACK」と書かれています。

 内容は以下です。

  • SSD本体
  • 注意書きのカード
  • 取扱説明書

 

 ちなみに取扱説明書には日本のサポートセンターの連絡先は書いてありましたが、「日本語の説明」はありませんでした。

 

 表面には高性能を感じさせる、放熱効果の高そうなしっかりとしたヒートシンクが装着されており、基盤は見えません。

 

 


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ゲーミングPCに取り付けてみた

 ゲーマー向けハイエンドSSDということなのでゲーミングPCに取り付けて検証してみました。

 CPUとビデオカードに挟まれた位置なので温度が心配でしたが、ヒートシンクのおかげで問題ありませんでした。

 

 領域を確保して、

 

 NTFSでフォーマット。

 

 バッチリ認識されています。

 


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ユーティリティソフトを使えば「ゲームモード」に設定可能

 ちなみにW.D Black SN750には従来までのモデルにはない「ゲームモード」と呼ばれるモード設定ができるようになっています。

 このゲームモードに設定するとSSDの省電力機能が無効となり、状況にかかわらず常にピークの性能が発揮されるようになるとのこと。

 つまりディスクアクセス性能が通常より増し、最高のゲームプレイ環境が得られるというわけです。

 このゲームモードを利用するにはウエスタン・デジタル社がSSD用のユーティリティとして配布している「WD SSD Dashboard」を使用する必要があり、右上の「ゲームモード」をオンにしてPCを再起動するとゲームモードが有効となって、W.D Black SN750は真の実力を発揮するようになります。

 

ベンチマーク

 それではいよいよベンチマークテストを行っていきます。

 今回は「CrystalDiskMark 8.0.2」でシーケンシャル/ランダムアクセスを計測、また実際のコピー速度を測るためにFast Copy で「1GBファイル」と「1MBファイル数x1000個」をコピーしてコピーにかかった時間を計測してみました。

 なお検証に使用したPCのスペックは以下の通りです。

マザーボード ASUSTek PRIME Z490-P
CPU Intel Core i9 10850K
メモリー DDR4 16GB
システム用ストレージ PHISON PS5012-E12S 1TB
ビデオカード NVIDIA GeForce RTX 3080
OS Windows 10 Pro

 


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CrystalDiskMark 8.0.2 の結果

 CrystalDiskMark 8.0.2の結果を見ると、シーケンシャルリードが3,400MB/s超、シーケンシャルライトが2,600MB/s超とスペック通りの数値を示しており、ハイエンドSSDとして満足できるスピードを発揮しています。

 

CrystalDiskMark 8.0.2 データサイズ1GiBの結果

 ただしデータサイズを32GiBに設定した場合、シーケンシャルライトが1,800MB/s程度と、30%ほど速度が低下しました。

 

CrystalDiskMark 8.0.2 データサイズ32GiBの結果

 この原因についてですが、データサイズが大きい場合、nCache 3.0で確保されているキャッシュ領域が尽きてしまい、そのために速度が低下したのではないかと推測されます。

 ちなみに「ゲームモード」をオンにした場合もベンチマークを取ってみましたが、数値はほとんど変わりませんでした。

 これはベンチマークテスト中はSSDにアクセスが集中するため、省電力モードになる機会がなく、ゲームモードにしても変化がなかったのだと考えられます。

 

CrystalDiskMark 8.0.2 データサイズ1GiBの結果(ゲームモード オン時)

 

コピー速度の測定

 コピー速度の測定は1GBのファイル1個と、1MBのファイル1,000個でテストしたのですが、さすがはハイエンドSSD。どちらも1瞬でコピーが終了してしまい、手動では計測できないほどでした。

 

1GBのコピーでは「0.8秒」

 

1MB×1,000個のコピーでは「1.3秒」

以上の結果になりました。

 


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まとめ「速度」を求めるハイエンドゲーマーにピッタリのSSD

 ベンチマークの結果だけではなく、実際の読み書きも快適そのものでした。

 また高性能SSDというと発熱が問題となりますが、今回のW.D Black SN750はヒートシンクが装着されており、熱対策も万全。

 ベンチマークテストを繰り返しても全く問題ありませんでした。

 ヘビーな使用にもしっかりと応えてくれる、速度と安心が両立したSSDが欲しいハイエンドゲーマーには持ってこいのSSDだと思います。

 

出典:

WD_BLACKTM SN750 NVMeTM SSD(PDF)

 

Reported by 杉浦直樹(雨輝)

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