エレコムから認証済みUSB4ケーブルが登場、実態はほぼThunderbolt 3ケーブル

公開日:2020/9/30

 2020年9月29日、エレコムはUSB4対応ケーブル「USB4-CC5P08BK」と「USB4-CC5P08WH」を発表した。ケーブル長は80cmで、両者の違いは色のみ。発売時期は10月中旬。予想価格はいずれも税込みで5500円。USB-IFによる認証を取得したUSB4ケーブルは業界初だという。

 USB4はUSBの最新規格だ。しかし、エンドユーザーとしては、ほぼThunderbolt 3と同じものと考えてよい。2019年にUSB-IFがIntelからThunderbolt 3の仕様の提供を受け、統合したものがUSB4だからだ。USB4の最大データ転送速度は40Gbpsとなっているものの、これはThunderbolt 3との互換モードを利用した際の速度。つまり、USB4ケーブルとは実質的にThunderbolt 3ケーブルとほぼ同じものということになる。

 少しややこしいのが、Thunderbolt 3はもともとUSBの上位互換のような立ち位置だったことだ。Thunderbolt 3はUSB Type-C端子を採用しており、ケーブルの形状はUSBと同じ。さらに、Thunderbolt 3のコントローラーチップはUSB 3.xにも対応していたため、Thunderbolt 3端子でUSB機器を使えないことはまずなかった。USB4端子でできることは、Thunderbolt 3端子とあまり変わらない。

 USB4の登場により、ケーブル事情はさらに複雑になる。両端がUSB Type-Cのケーブルでも対応する速度が異なるケースが増えるためだ。これまでもThunderbolt 3ケーブルは基本的にUSBでも使え、USBのみ対応のケーブルはThunderbolt 3で使えないという問題があったが、同じ問題がUSB内で発生することになる。

規格 最大転送速度 備考
USB 2.0 480Mbps 両端Type-Cのケーブルもある
USB 3.x Gen 1 5Gbps USB 3.x対応ケーブルが必要
USB 3.x Gen 2 10Gbps
USB4 Gen 3 x2 40Gbps 両端Type-C、かつUSB4対応ケーブルのみ
 

 表内の規格名は分かりやすくするためにバージョン名の数字を変えているが、実際は全てUSB4に含まれる。名前としてはUSB4ケーブルだが、USB 2.0相当の転送速度にしか対応していないということもあり得る。USB4の最大速度に対応するケーブルを選ぶ際は、両端がUSB Type-Cケーブルであることと、本製品のように「USB 40Gbps」のロゴがあることを確認する必要がある。
 

出典:

業界初、USB-IFによるUSB4規格正規認証品!USB3.0の8倍(理論値)の超高速データ転送、PD 100W充電・映像出力対応のUSB4ケーブルを新発売。 - 最新情報 - 新製品情報|ELECOM

Reported by 宮川泰明(SPOOL)
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