AMDが新GPU「Radeon RX 6000」シリーズを発表、「RDNA2」採用でハイエンド向け

公開日:2020/10/29

 2020年10月29日、AMDはオンライン発表会を開催し、GPUの新シリーズ「Radeon RX 6000」を発表した。

Where Gaming Begins: Ep. 2 | AMD Radeon™ RX 6000 Series Graphics Cards - YouTube

 発表したのは「Radeon RX 6900 XT」「同6800 XT」「同6800」の3モデル。それぞれNVIDIAの「GeForce RTX 3090」「同3080」「同2080 Ti」とほぼ同等の性能を備えているという。

 アーキテクチャーは「Radeon RX 5000」シリーズの「RDNA」を進化させた「RDNA2」を採用。RDNAから電力あたりのパフォーマンスを50%向上させることを目標に、Radeon RX 6800 XTでは54%まで引き上げることに成功したとしている。これは設計の最適化による省電力化と動作クロックの引き上げ、新しく搭載した「Infinity Cache」というキャッシュの効果によるものだ。今回発表した3モデルは、いずれもInfinity Cacheを128MB備えている。

 Radeon RX 6900 XTは「Compute Unit」を80個、GDDR6を16GB搭載し、「Game Clock(ゲームプレイ時に期待される動作クロック)」は2.015GHz、最大ブーストクロックは2.25GHzに設定されている。ボードの消費電力は300W。発売日は12月8日で、価格は999米ドル。

 Radeon RX 6800 XTはRadeon RX 6900 XTからCompute Unitを72個に減らしたモデル。メモリー容量と動作クロックは同じだ。ボードの消費電力も同じで300W。発売日は11月18日で、価格は649米ドル。

 Radeon RX 6800はCompute Unitが60個のモデル。メモリーは他のモデルと同様にGDDR6を16GB搭載している。動作クロックはGame Clockが1.815GHz、最大ブーストクロックが2.105GHzと低めに設定されている。ボードの消費電力は250W。発売日は11月18日で、価格は579米ドル。

 さらに、同社の「Ryzen 5000」シリーズのプラットフォームと組み合わせた場合、CPUがグラフィックボードのメモリーに直接アクセス可能になる「Smart Access Memory」機能が利用できる。新しく「Radeon Software」に搭載したオーバークロック機能「Rage Mode」を併用することで最大13%のフレームレート向上を実現できるという。

 機能面では、Radeonシリーズで初めてハードウェアでレイトレーシングに対応したことも注目点だ。少し不思議な仕様として、やはりRadeonシリーズで初めてUSB Type-C端子を搭載していることがある。AMDの製品ページでは「わずか1本のケーブルでヘッドマウント・ディスプレイに給電し、最新のVR体験を実現することができます。」と説明しており、VRゴーグル向けの「VirtualLink」に対応していることをほのめかしている。しかし、VirtualLinkはほぼ使われないままフェードアウトしつつある規格。AMDが再始動させるつもりなのかは気になるところだ。

 既存のRadeon RX 5000シリーズは継続し、ローエンドからミドルクラスは同シリーズ、ハイエンドをRadeon RX 6000シリーズが担当する形でラインナップを構成する。

 

出典:

Where Gaming Begins: Ep. 2 | AMD Radeon™ RX 6000 Series Graphics Cards - YouTube 

 

Reported by 宮川泰明(SPOOL)
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