2021年1月11日、Intelはオンライン開催されている電子機器見本市「CES 2021」で同社の新CPUを紹介した。2020年10月に発表していたデスクトップ版の第11世代Coreシリーズは動作デモが行われ、予定通り今年の第1四半期に発売されるようだ。
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デスクトップ版の第11世代Coreシリーズは「Rocket Lake-S」と呼ばれていたCPU。詳細なラインアップはまだ公開されていないが、最大8コア/16スレッドになること、内蔵グラフィックスに「Xe」が採用されること、PCI Expressのバージョンが4.0になりレーン数も20に増えることなどが発表済みだ。
前世代からのIPC(Instructions Per Cycle)の改善を強調しており、最上位のCore i9-11900Kと前世代のCore i9-10900Kを比べると19%もIPCが向上しているという。動画では「MetroExodus」(4A Games)のベンチマークテストを実行しており、AMDの12コアのRyzen 9よりも高いフレームレートが得られたとしている。
さらに、「Alder Lake」と呼ぶ次世代のCPUも既にWindowsをインストールして動作デモが行える状態にあることを紹介した。Alder Lakeは高性能なコアと高効率なコアを搭載することで性能と省電力を両立させる設計で、2021年第2四半期に発表する予定だ。
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Reported by 宮川泰明(SPOOL)
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