今回ご紹介するのはASUS社製のゲーミングモニター「TUF GAMING VG259Q」です。178°という圧倒的な視野度を誇り、どの角度から見ても美しいグラフィックを映し出してくれる本製品。高水準の応答速度・リフレッシュレートはもちろん、ソフトウェア面でも映像のラグを抑える機能を備えており、ゲーミングモニターとして非の打ち所がない仕上がりになっています。スペックや機能の説明を交えながら、その魅力をお伝えさせてください。
パネルサイズ(インチ) | 24.5 |
---|---|
パネル種類 | IPS |
最大解像度 | 1920x1080 |
応答速度 | 1ms MPRT |
リフレッシュレート(最大) | 144Hz |
I/O ポート | DisplayPort 1.2x 1 HDMI(v1.4)x 1 |
サイズ | 本体サイズ (スタンドを含む) (W x H x D) :563 x (356~486) x 211 mm 本体サイズ (スタンドを含まない) (W x H x D) :563x 329 x 51 mm 箱サイズ (W x H x D) :649 x 449 x 192 mm |
質量 | Net Weight (スタンドを含む) :5.1kg Net Weight (スタンドを含まない) :2.9kg Gross Weight :7.4kg |
主な付属品 | ACアダプター 電源ケーブル DisplayPortケーブル HDMIケーブル 保証書 |
まず、基本スペックはこちら。
モニタは24.5インチと、ゲーミングモニターとしては標準的なサイズです。ゲームを楽しむうえで十分なサイズがありながらデスクのスペースを占領しない、ゲーマーにとって最適のサイズと言ってもいいでしょう。解像度は最大で1920×1080のフルHDまで対応しています。
パネル方式には「IPS方式」が採用されています。IPS方式の特徴は、視野度が広く、どの角度から見ても色ムラや歪みが少ない点です。映像のクオリティを損なうことなくモニタの角度などを自由に設定できるのもメリットだと言えるでしょう。
一方で、IPS方式は「応答速度が遅い」というデメリットも抱えています。より厳密に言えば、「TN方式」「VA方式」といったその他の方式と比較して応答速度が劣りがちです。詳しい説明は省略しますが、映像が激しく動く場合などに“残像”が映ってしまう恐れがあります。
……しかし、それはあくまで一般的なIPS方式のモニタの場合。「TUF GAMING VG259Q」は以下の2つの理由で、IPS方式にもかかわらず圧倒的な応答速度を実現しています。
基本スペックを見ると「TUF GAMING VG259Q」の応答速度は1ms、リフレッシュレートは144Hzとなっています。これらは、ゲーミングモニターとして申し分ない性能です。特に「TUF GAMING VG259Q」の価格帯や、後述する機能を考慮すると、破格のスペックと言ってもいいでしょう。そもそものスペックが高いため、パネル方式によるハンディキャップが問題にならないのです。
「TUF GAMING VG259Q」には、応答速度を底上げするための「ELMB(Extreme Low Motion Blur」と呼ばれる機能が搭載されています。前述した“残像”の発生を抑えることで、映像をより滑らかに、より鮮明に映し出します。実際の応答速度に影響があるわけではありませんが、体感ではかなりの違いを感じられるはずです。
「TUF GAMING VG259Q」は、IPS方式の広い視野度を備えながらも、ネックである応答速度もばっちりとカバーしているのです。
次に、その他のソフトウェア機能についても簡単に触れておきましょう。「TUF GAMING VG259Q」には、「ELMB」に加えて5つの機能が搭載されています。
「Shadow Boost」は、映像のコントラストを調整して、暗い部分をはっきりと表示する機能です。FPSゲームなどで索敵をする際に効果を実感できます。
「GameVisual」は、プレイするゲームのジャンルに合わせて表示モードを切り替えられる機能です。プリセットは「FPS」「レーシング」「MOBA」など、計6つが用意されています。ホットキーなどから瞬時に設定を呼び出せるのが便利なポイントです。
「TUF GAMING VG259Q」には「フリッカーフリー機能」が搭載されており、画面のフリッカー(ちらつき)を抑えて、目への負担を軽減してくれます。目立ちづらいものの、長時間モニタと向き合うことも多いゲーマーにとっては恩恵が大きい機能ではないでしょうか。
「ブルーライト軽減機能」はその名前のとおり、画面の色調を調整し、ブルーライトを軽減する機能です。軽減する度合は段階別に設定できるため、ゲーミングやネットサーフィンなど、用途に合わせて使い分けることが可能です。
「GamePlus」は画面上に「クロスヘア(照準)」「タイマー」「FPS(Frames per second)カウンター」といったインターフェースを表示できる機能です。外部のソフトウェアを使う必要がないのがうれしいところですね。
しかし、プレイするゲームによってはGamePlusの使用が「ハードウェアチート」と見なされる恐れがある点はご注意ください。ハードウェアチートとは、「ゲーム外部のハードウェア(およびその機能)を利用してゲームを有利にプレイする不正」のことを指します。
ハードウェアチートは基準が曖昧であり、ゲーマーの間でも判断が分かれる話題です。そのため、あくまで「不正と考える人がいるかもしれない」といった程度に考えていただければと思います。
ひととおり基本スペックをご紹介したところで、続いては外観の確認に移りましょう。
まず、全体を撮影した画像がこちらです。液晶部分は光沢の抑えられたノングレア。ベゼル(外枠)もスリムな作りになっており、高級感のある印象を受けます。
入出力端子は背面に配置されています。映像の出力端子はHDMIが2つ+DisplayPortが1つの計3つ。その他、ヘッドフォンジャックによって音声の出力をすることも可能です。
付属品はスタンド・電源ケーブル・ACアダプターに加えて、HDMIケーブルとDisplayPortケーブルが同梱されています。HDMIケーブルはともかく、DisplayPortケーブルまで付いているモニタは以外と珍しいものです。細かいながらもうれしい配慮ですね。
スタンドの土台は安定感のある正方形。ここにモニタ本体のアームを差し込み、ネジを締めるだけで組み立てが完了します。工具などは一切使わず、1分もかからずに組み立てられる設計です。
首振りは、左右それぞれ90°の範囲で調整が可能です。もちろん調整にあたって工具などは必要ありません。
モニタの高さは13cmの範囲で変更できます。その他、前後の傾き(+33° ~ -5°)や画面回転(+90° ~ -90°)も自由自在に調整可能。縦置きで使いたい場合でも、別途モニターアームなどを用意する必要はありません。広い視野度を存分に活かせる、極めて使い勝手の良いデザインに設計されていると感じました。
「TUF GAMING VG259Q」のゲーミングモニターとしての性能を確かめるために、ここからは実際にゲームをプレイした感想をお届けします。今回は応答速度のチェックに焦点を絞って、プレイするタイトルは画面が絶えず目まぐるしく動く『Apex Legends』を選びました。
今回は2時間程度のプレイでしたが、それでも「TUF GAMING VG259Q」の応答速度・リフレッシュレートがいかに優れているかを実感するのには十分でした。非ゲーミングキーボードと比較して、映像が“ヌルヌル”と動く感覚を味わえます。
そして、なによりも驚いたのは「ELMB」の効果です。正直なところ、スペックを見た段階ではそこまで大きな違いが得られるとは思っていませんでした。しかし実際に映像を目にすると、その違いはまさに一目瞭然。画面内で複数のキャラクターが激しく動く場面も、くっきりと視認することができました。
「TUF GAMING VG259Q」はIPS方式特有の広い視野度を持ちながら、抜群の応答速度も兼ね備えたゲーミングモニターです。「ELMB」をはじめとした機能も充実しており、総じて、この価格帯からは考えられないほどのスペックを誇っています。
ゲーミングモニター選びで失敗したくない方は、ぜひ「TUF GAMING VG259Q」を検討してみてはいかがでしょうか。最近ゲームの世界に飛び込んだ方から、高いレベルで競い合っている方まで。「TUF GAMING VG259Q」は、すべてのゲーマーに自信を持っておすすめできる逸品です。
ドスパラサイトでASUS TUF GAMING VG259Q (24.5インチワイド 液晶モニター)をチェック!
モニター/ディスプレイ 人気ランキングはこちら!
ドスパラサイトでモニター/ディスプレイをチェック!
© THIRDWAVE CORP. All Rights Reserved.