リーグ・オブ・レジェンド同好会 座談会 - 前編 「リーグ・オブ・レジェンドの魅力とは?」
世界的に競技人口も観戦人口もトップである『リーグ・オブ・レジェンド』
この魅力にはまってサードウェーブ社内同好会を起ち上げたメンバーが座談会を開催!
プレーを始めたきっかけ、お気に入りのチャンピオンなど『リーグ・オブ・レジェンド』の魅力について語ってもらいました!
【リーグ・オブ・レジェンド同好会 座談会参加メンバー】
マエダ
ムライ
オカムラ
『リーグ・オブ・レジェンド』との出会い、プレーを始めたきっかけは?
―― リーグ・オブ・レジェンド(以下LoL)を始めたきっかけを教えていただければなと思います。
マエダ:
僕は、日本サーバーができた2016年からです。もともと海外サーバーでやっていた知り合いがいまして。日本にくるから一緒にやろうよって言われて。オンラインゲームとかやったことないけど、パソコン欲しかったし、パソコン買う理由付けみたいなので買って始めたっていうのが最初ですね。
ムライ:
僕は、海外サーバーの頃から、少しやっていたんですけど。一旦やめてしまってました。でも日本サーバーが開設のときに、もともと別のゲームやってる仲間10人ぐらいで、もう一回、LoLやってみるかってっていうことで。
―― 復活したっていう感じですか。じゃあ、トータルして、4年ほど前からやってるということですね。
オカムラさんはいかがでしょうか?
オカムラ:
すごいあやふやの記憶なんですけど。確か当時は、海外も日本も含めて、いろんなゲームをやってたんですよ。
無料系とか、有料も。たまたま記事とかを見てて、無料のゲームがすごい人気があって、尚且つ、日本にサーバーが来るっていうニュースを見たときに、友達3人ぐらいを誘って、始めたような気がします。
ムライ:
誰もやってなかったけど、すげえのがくるらしいぞって感じでしたね。
―― そんなに話題だったんですか?
オカムラ:
当時から日本ユーザーがいるのは分かってましたし、大体のゲーマーは、みんな名前ぐらいは知ってるようなタイトルではありましたね。
―― そうなんですね。その第一印象、難しいなとか、楽しいなとか、ありますか。
ムライ:
第一印象は、分からないでしかないですね。
オカムラ:
何をしたらいいかが分からない。ただ、試合に出て、相手にひたすら倒されて、友達みんなから怒られるっていうゲームでした。
マエダ:
どの段階から、慣れてきたかも覚えてないですが、最初はコンピューター戦とかを、友達と一緒にやってて。
その友達がLoLをちょっと知ってる人だったから、教えてもらいながらやってたんです。当時はナーっていうブーメラン投げるちっちゃいかわいいチャンピオンがいるんですが、ただただかわいいのが動いてる、みたいな感じでやってたっていうのが最初の印象ですね。
だから、難しいとかいうレベルじゃなくて、よく分かんないけど動いて、よく分かんないけど勝ってる、負けてるみたいな、そんなのが最初でしたね。
ちっちゃくてカワイイチャンピオン「ナー」
―― 詳しく分からないけど続けていた、ということですね。
マエダ:
教えてくれる人がいたら、十分やっていけるかなと思います。
オカムラ:
145体チャンピオンがいて、145体ごとに性能が違って、なおかつ相性があったり、味方の構成っていうのもあったりするゲームなんで、最初は訳が分かんなかったです。
―― そうなんですね。それでも、続けようっていう感じだったんですよね?
オカムラ:
そうですね。最初の5戦ぐらいはそんな状態で、コンピューターが相手に何で勝ったのか負けたのか、全然分かんない状態でやってたんですけど。
自分、ジンっていうチャンピオンが大好きで。一番最初に課金したチャンピオンです。
お気に入りのチャンピオン「ジン」
ムライ:
そうなんですか。
オカムラ:
課金して、1000円ぐらい払ってジンを買ったんです。そのチャンピオンが格好良過ぎて、もうこのチャンピオンしか使わないっていう感じになってました。
勝ち負け関係なくて、格好いいみたいな。そのうちこのチャンピオンこういうふうに動けば勝てるんだっていうのが5戦目ぐらいで分かってきて、それでずっと続けられましたね。
―― 早めに分かった感じなんですね。
オカムラ:
そうですね。ただ、ルールが分かってきたとか、自分の操作しているチャンピオンの性能が分かってきた程度なんで、相手が何を使ってて、どんなチャンピオンなのかまでは分からなかったです。
―― 結構、分からないことを調べたりすると思うんですけど。日本サーバー始まったばっかりだと、そんなに手ほどき的なものってなかったんじゃないですか?
そういうのは海外のサイトとか見たりしたんでしょうか。
マエダ:
海外でもともとやってた人が、開設してくれてるブログとかが、結構数があったんで。
―― 日本語のブログ?
マエダ:
はい、そこを見だすまで、結構時間かかりましたけど。
ムライ:
調べても、分かんなかったですね。どれが正しい情報なのかが分からなかったり。
オカムラ:
本腰入れてやろうと思ったときは、1カ月ぐらいかけて、日本語版のwikiを全部読みましたね。
―― それでも、やめずにやりたいなっていう感じだったんですね。
オカムラ:
ですね。勝つと楽しいんですよね。
ムライ:
なんか、スタートがゼロとかマイナスだと、やっていくと、なんだかんだ成長が見えてくるんですよね。
―― そういうものなんですね。結構LoLは自分の成長が見えるっていうか、それがちょっとモチベーションになるみたいなところでしょうか。
マエダ:
何ていうんですかね。他のゲームもゲームステップとしてあると思うんですけど、他のゲームはうまくなる前に、死んでゲームそこで終わっちゃう。
LoLは、死んでもまだゲームって、チームが負けるまで続けられるっていうのがあって。ゲーム内でのトライアンドエラーで、悔しいとかっていうのもありつつ、続けられたんじゃないかなって。FPSはできないけど、LoLができるっていうのは、そういうとこなのかなって、僕は思ってたりしますね。
―― 自分が死んで終わりじゃないっていうところ。
オカムラ:
死に続ければ味方の負担にはなります。
―― じゃあ、自分がどんどん強くならなきゃいけないと感じでやるんですね。
マエダ:
そうですね、そこでの成長を楽しめてたかなと思います。
オカムラ:
ゲーム理解度がすごい重要なゲームなので。
ムライ:
そのくせチュートリアル以上の知識を得なければいけないっていう。
―― よく分かんないうちに始まって終わってくってイメージですか。
オカムラ:
ゲームの大元っていうか、一番の目的は、ちゃんと説明されるんですけど。これを壊したら勝ちですっていう。
でも、そのためにそれぞれタワーを壊して、それを折るためにどうしなきゃいけないのかっていうのはゲーム側で説明してくれないんですよ。
だから、多分、ムライさんも自分もそうなんですけど、wikiを見るだけだと概要しか載ってないんで、概要を見て、こういう配信者がいるよって情報とかをかき集めて、ああでもないこうでもないってやって、見つけた配信者が一番自分に合ってるとかっていうのを見つけて、うまくなっていくみたいな回り道をして。
―― めちゃめちゃすごい。この当時始めた人たちはみんなそういう感じですか?
オカムラ:
みんな、そうだと思いますよ。情報があり過ぎるのもありますし。何ていうんですかね。ゲームの攻略情報とかも、どれが正しいのかっていうのがいまだに整理されてないんですよ。
チャンピオンごとに得意な立ち回りとかっていうのがあるんですけど。どうやれば勝てるよっていうのを配信してる人はいっぱいいるんですよね。でも、それって万人受けする情報じゃなかったりするし。
―― それを、鵜呑みにしちゃいけないってことですね。
オカムラ:
情報をひたすらかき集めて、自分の中でかみ砕いて。
マエダ:
それが面白いんですよ。
―― 自分で集めて試してっていうのが好きな人は、それが合ってるって感じなんですね。
プレーをしていて嬉しかったことは?
―― プレーしてる中で、嬉しかったこと、ゲームを始めてよかったことなどをアンケートに書いていただきました。
オンラインを通じて、疎遠になった友人と継続的なコミュニケーションがとれていますっていう回答がありました。
マエダ:
誘ってくれた人っていうのが、もちろん毎日遊べるとかじゃないんですけどね。ボイスチャットとかつかなげてやるようになると、定期的に話ができるようになって。
もともと仲良かったっていうのもあるんですけど、今までだと用事がなきゃ会わなかった人でもつながることができたっていうのは楽しいなって。
―― そうなんですね。またアンケートの回答からですが、自分が勝因となることが増えて成長が実感できたときが嬉しかった、と書いていただきました。
ムライ:
僕ですね。さっきも言ったとおり、始めた当時、本当に何も分かってなくて、数だけやってレベルだけ上がってしまって。
自分のランクを上げるためのランクマッチっていうのできるようになるんですけど、5人チームなんで、負けるとみんなが一斉に下がったり上がったりするんです。
その試合の中で、僕一人のせいで、負ける試合ばっかりだったんですね。
―― それはつらいですね。
ムライ:
みんなから文句を言われて。精神的にずーんとくるようなところがあったんです。そこからいろんな知識を入れてやってく中で、自分のせいで負けてた試合から、だんだん自分が引っ張って勝てる試合が増えてきて。
なんか、あの頃に比べて、だいぶうまくなったんだなっていうのを感じると、じゃあもっと上目指そうかっていう気持ちになったりとかするのが、それがうれしくてやってますね。
―― 成長が実感できているんですね。スポーツとかでもあると思うんですけど、うまくなっていることが自覚できると楽しいですよね。
ムライ:
ゲームって、スポーツに近いですよね。
―― 練習して練習して、うまくなるみたいな感じで。あと、チームでやってるから、足引っ張れないって思いますよね。駄目だと思ったら、あとはもうやめるしかないみたいな感じですもんね。
叱られた相手って見ず知らずの人なんですか。
ムライ:
見ず知らずの人です。
―― その叱られたりしてた時期と、成長実感できた期間どれぐらいあるんですか。
ムライ:
1年ぐらいあります。
―― 結構、忍耐じゃないですか。
ムライ:
途中何回かゲームを投げて、1カ月ぐらいやらないとかありましたけど。
―― でも、また戻ってこようって思う。
ムライ:
なんか、悔しいんですよね。
―― できるようになりたいって。自主練みたいな感じですね。
ムライ:
もうやらないって思うんですけど。ちょっとたまに動画とか見てると、これなら俺もできそうって思っちゃうんですよね。
ちょっと試してみようってやっちゃうんですよ。で、うまくいくと、調子に乗ってまた同じことやったりして。
オカムラ:
うまくできてるんですよね、ランクのシステムって。必ず同じランクの人たちって集まらないんですよ。だから、負けてる期間と、勝ってる期間ができるんです。
―― え、どういうことですか。
ムライ:
チームの中に強い人と弱い人っていうのがいるんですけど。それが、いい感じに振り分けられてて、何連勝とかって、自分がどんなにうまくても結構難しいんですよね。
オカムラ:
5連勝すると、次の5連戦が、負け試合に振り分けられたりとか、極端に勝率の低いプレーヤーが仲間に1人いたりとか、どこかで必ず出てきちゃったりとか。その上で勝ってくと、ものすごい勝率になってくんですけどね。
―― よくできてますね。
オカムラ:
繰り返し、勝って喜んで、また負けて落ち込んでっていう繰り返し。
ムライ:
5っていうランク帯にいたとしても、全員が5じゃなくて、3の人もいれば、7の人もいる。平均的に大体5っていう振り分けになるわけですよ。
その中で5人いたときに、7の人が7の人と当たるわけじゃないんですよ。7と3が戦うレーンがあって、こっちはこっちで7と5だったり、4と4とかだったり。
それが毎試合バラバラなんで。チーム全員、一人一人全員勝つ試合ってあんまりなくて。その中の戦況の読み合いとかで、このレーンを育てて、こういう勝ち方をしていこうみたいな、戦略が発生するので。
それがうまくチームで意思疎通ができないと、本当に強い人ばっかりだと負けちゃうとか、そういうのがあります。
―― それは、ランクマッチ戦の中のものってことですね。
オカムラ:
ノーマルって呼ばれる普通の、ランクの関係ないマッチングにも、内部レートっていうのは存在するようです。
そっちは全然見えないんですけど。ランクっていうのは完全にプレーヤーのランクが他人に見える状態で示されちゃってるんです。
それがさっきのムライさんの話みたいに、平均いくつっていうのが振り分けられて対戦するんですよね。
―― あらかじめ、割り当てられてるチームの構成がある中で、俺、足を引っ張る人なんだっていうのは、何となく分かるんですか。
オカムラ:
何となく分かります。外部サイトを使用すると参考程度に確認できます。
―― 挽回もできる?
オカムラ:
挽回。そうですね。チームの理解と構成次第ですね。勝つことをあきらめてなければ、いける。
―― いろんな要素があって面白いですね。
オカムラ:
さっき、ランクって。ムライさんも勝つ要因になるまで1年かかったって言ってたんですけど。自分もその一番下のランク、ブロンズ5って当時言われてて。
―― ブロンズ5とは?
オカムラ:
いろんなことを言われてるランク帯で。ブロンズ5より下がないんで、自分より弱いプレーヤーもたくさんいるんですよ。
でも、みんな一塊にまとめられるんで、どうしても自分しか信用しないっていう状態になるんです。自分はその中で勝ち進んだ事が嬉しかったです。
―― 本当にその中で強くならないと抜け出せない。
オカムラ:
そうですね。自分が試合を導くのをキャリーっていうんですけど、自分がキャリーしないと本当に勝てないような環境なんで。そこで、1年かけて、次、ブロンズ5から始まって、4、3、2、1、で、シルバー1っていうのがあります。
シルバーっていうのが一般的な層なんですけど。当時一緒に始めてたもう1人が、ランクを始めたら、いきなりシルバー5に配属されて、自分はブロンズ3に入ったんですね。
ここの差って結構大きくて、今まで一緒にやってたのに、自分が下手くそなのか、ってすごい悔しくて。
―― それつらいですね。
オカムラ:
だから、やみくもにやって。最初、1日5戦とかやってたんですけど、1日5戦やると集中力切れちゃって、2戦が限界だっていうのを学んで、1日2戦しかしないようにしたりとか。あと、いろんな145体いるチャンピオンの中で、自分が何が得意なのかって、一番使用したチャンピオンじゃなくて、全く使ったことないチャンピオンが一番得意だったんですよ。それを初めて知って、これなら勝てるっていうのを学んだりとか。
―― 本当、試行錯誤っていうか、いろいろ試して、みたいな。忍耐ですね。
オカムラ:
で、一番得意なチャンピオンを使って、シルバー5まで上がったんですけど、それをムライさんに言うと、へっ?て顔されるんですよ。
―― それは何で?
オカムラ:
あんな簡単なチャンピオンを、今使ってもしょうがないでしょうみたいな。
―― 使いやすいチャンピオンを使っても、達成感がいまいち、ってことですか?
ムライ:
何でしょう?あの当時。いくつかの試合の中でもフェーズがあるんですけど、最序盤のレーン戦っていうところで、勝って当たり前とされるチャンピオンだったんですよ。
勝つことを求められるんですけど、勝ったからといって、そのあとのフェーズで活躍できるかっていうと、そこからはかなり難しくなってくるんですね。
だから、試合に勝つっていう最後の目的を考えると、このチャンピオンはそろそろ変えてもいいんじゃないのっていうのを、結構話したりしますね。
―― 深いですね。
オカムラ:
一番最初にムライさんが言ってた、一番最初の状態が強いチャンピオンを使うと、相手も同じランクプレーヤーなんで、メンタルも壊せるんですよ。
一回倒すと、負けちゃったって状態になるんで。その状態に追い込んで勝っていくっていうのが、自分の好みで。先のことは考えないで。
―― 最初に話していただいた、ジンっていうチャンピオンではなかったんですね。
オカムラ:
そうなんですよ、それが格好良くて好きだったのに、それを使うと、勝率が確か30~40%だったんですよ。
それが、触れたことないパンテオンっていうチャンピオンなんですけど、パンテオンを使うと、勝率が確か70%以上あって。
パンテオン
マエダ:
今のパンテオンじゃないですよね。
オカムラ:
昔のパンテオン。
―― 強そうですね。
オカムラ:
がちむちじゃないですか 笑。
もうこれ、ビジュアルがこっちのほうが新しくて格好いいんですよ。パンテオンって古いチャンピオンなんで、みんな使いたがらないんですよ。
―― いわゆる、本当に強いぞみたいな。
オカムラ:
男の子って感じの見た目なんですけど。でも、意外と使ってみたら、パンテオンのほうが合っていたんです。
―― 使うならこっち(ジン)の方が?
オカムラ:
スマートで格好いいじゃないですか。お金払ったけど、違ったらしいんですよ。
LoLへの熱い想いを語る同好会メンバー、次回【後編】へ続きます!
お楽しみに!
後編:リーグ・オブ・レジェンド同好会 座談会 - 後編「お気に入り・こだわりのチャンピオン」
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