「Machinarium」はロボットの町を舞台にしたアドベンチャーゲームだ。
主人公のロボットを操作し、エリア内の仕掛けやパズルを解いて行動範囲を広げていく。 絵本のような背景と、それに溶け込むように同じタッチで描かれたキャラクターが独特な世界観に没入させてくれる。
ゲーム中、言葉がほとんど出てこないのも特徴だ。 登場キャラクター同士のコミュニケーションは絵とアニメーションで表現され、直観的に分かるようになっている。
ゲームスタート時は主人公がなぜそこにいるのか、何をしようとしているのかも分からない。 ゲームの進行と共に背景が明らかになっていくと、いつの間にか主人公に共感し、物語に引き込まれているのに気付くだろう。
■主人公がゴミ捨て場に投棄されたところからゲームは始まる。画面左に頭だけ見えているのが主人公だ。何があったのか、何をしようとしているのかは後々明らかになる
■主人公は体を伸ばしたり縮めたりできる。体を伸ばすと高いところに手を伸ばせるようになる
ゲームシステムはポイント&クリックタイプ。 「脱出ゲーム」をプレイしたことがある人ならピンと来るだろう。
画面上の特定の場所をクリックするとアイテムを入手したり、スイッチを切り替えたりできる。エリア内の仕掛けを解くと次に進めるようになる。 クリックできるところではマウスポインターが矢印から手のアイコンに変わるので、あやしいところをあちこちポイントしてみるのが基本操作だ。
ゲーム冒頭に簡単なチュートリアルがあるので、マニュアルは無いものの操作に迷うことはないだろう。
クリックできる(マウスポインターが変化する)のは「主人公の手の届く範囲」。主人公は体を伸ばしたり、縮めたりできる。 この状態でだけ届く場所にもクリックできるポイントがあり、ヒントなしでクリアするには観察力と想像力が必要だ。適当にクリックしていれば進めるというような易しい作りではない。
ただし、1エリアにつき1回ヒントがもらえるほか、ミニゲームをクリアすると仕掛けの答えを教えてもらえる仕組みもある。
■標準状態では、マウスポインターは矢印のまま
■体を伸ばしたら手のアイコンに変わった
■入手したアイテムは体内にしまう
■マウスポインターを画面上部に合わせるとアイテム欄が現れる。入手したアイテムを組み合わせて新しいアイテムを作れることも
アイテムは基本的にそのエリアで使い切る上、不要になったアイテムは主人公がその場で捨ててしまうので、アイテム管理に頭を使う必要はない。入手できるアイテムはどんどん溜めていこう。
一部のパズルを除いて時間制限はなく、主人公の行動によってゲームオーバーになることもないため、じっくり時間をかけて攻略できる。
謎解きはかなり手応えがあり、進めなくなってしまうこともあるだろう。 作品の雰囲気を楽しみたい場合は、詰まったら答えを見てしまうのも手だ。それほど長いゲームではないので、ぜひ気軽に、最後までプレイしてほしい。
■町の入り口のシーン。警備員らしきロボットは顔パスで入って行く
■そのままでは橋を渡してくれない。どうすればいいだろうか
■登場するキャラクターは何か困っていることも。解決のために何ができるか考えよう
■時々パズルやミニゲームを解く必要がある。これが結構難しい
■アイテム欄の右上にヒントと答えのアイコンがある。ヒントは吹き出しの中に絵で表示される
■答えのアイコンをクリックすると本が現れる。ミニゲームをクリアして鍵を外すと答えが見られる
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Reported by 宮川泰明(SPOOL)
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