「Botanicula」はポイントクリック型のアドベンチャーゲームだ。開発はJara Plachy氏と、チェコのデベロッパーAmanita Design。
本作の主人公は小さな木の生き物たち。寄生虫に荒らされてしまったふるさとの木の、最後の種を守るために旅に出るというストーリー。
■黒い寄生虫にふるさとの木を荒らされてしまう。小さな木の生き物たち5人は最後の種を守るために旅に出る
開発元のAmanita Designは別途紹介している「Machinarium」の開発元でもある。
「Machinarium」は荒廃した雰囲気だったが、本作はうって変わって、全体的にふんわりとしたタッチで描かれている。登場するキャラクターも木にちなんでおり、虫や鳥をモチーフにしたようなキャラクターが登場する。
■ハチやカタツムリをモチーフにしたキャラクターが登場する
ゲームシステムは画面上の様々なポイントをクリックしたり、マウスカーソルをあわせることで動きが起こり、それを繰り返すことでゲームが進むという、王道のポイントクリック型のアドベンチャーゲームになっている。 ちょっとした仕掛けやパズルはあるものの、全体的に難易度は低めになっている。
ちなみにクリアに関係のないオブジェクトもクリックすることで動きが出たりと、細かく作りこんであるので、ぜひ色々なところをクリックして確かめて頂きたい。
■ストーリーの進行には直接関係のない葉っぱなどもクリックすると動いたりする
もちろん全編日本語化されているが、文字が表示されるのはメニュー程度で、ほぼビジュアルの表現になっている。細かい文字などは見ずに直感的にプレイできる。
そして特筆したいのがそのBGM。 透き通るような柔らかなサウンドはゲームにマッチしている。ときおり鳥の鳴き声も聞こえてくる。 また仕掛けをクリアした時は少し賑やかな曲で盛り上げるなどメリハリも効いていて素晴らしい。
■ビジュアルはもちろんだが、BGMにも注目したい
心地よいBGMと柔らかな雰囲気は疲れた現代人を癒やしてくれるだろう。
ゲーム中は文字も一切表示されないし、難易度は低めなので小さな子供でもプレイできる。まさに老若男女全てにオススメできる作品となっている。
© Copyright 2012 Amanita Design all rights reserved.
Reported by DENPA IS CRAZY
© THIRDWAVE CORP. All Rights Reserved.