2017年10月20日、ValveはVRプラットフォームの「SteamVR」のベータ版をアップデートし、新しいメディアプレイヤー機能「SteamVR Media Player」を追加した。このアプリを利用して、ユーザーは360度で記録された画像や動画を視聴できる。
・Introducing SteamVR Media Player https://steamcommunity.com/games/250820/announcements/detail/3021212865824077306
Valveは既に「Steam 360 Video Player」というメディアプレイヤーアプリを提供している。しかし、こちらはSteamのライブラリに追加されたタイトルしか再生できなかった。SteamVR Media PlayerはSteamVRに内蔵された機能なので別途インストールの必要はない。またPC内の任意のフォルダーにアクセスし、対応した形式の画像、動画を再生できる。
公開時点では、メディアのレイアウトはモノラル方式(立体視なし)と、アナグリフ方式、左右ステレオ方式、上下ステレオ方式の立体視に対応している。VR内での見え方は仮想スクリーン(平面)、180度、360度、魚眼方式が利用可能だ。一般的なファイル命名規則を踏襲しており、動画のレイアウトなどは自動で識別して再生するという。
SteamVR Media Playerは独立したアプリではなくSteamVRの機能の一部なので、SteamVRのメニューから起動する。ただ、まだベータ段階なのでインターフェースが変更される可能性はあるだろう。
Reported by 宮川泰明(SPOOL)
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