Oculusは格安一体型VRゴーグル「Oculus Go」の開発者向けキットの出荷を始めたようだ。2017年11月29日に、海外ニュースサイト「VRScout」が報じた。
・Oculus Go Dev Kits Begin Shipping https://vrscout.com/news/oculus-go-dev-kits-shipping/
Oculus Goは今年の10月に開催された同社のイベント「Oculus Connect」で発表された一体型VRゴーグル。詳細な仕様は公開していないが、2560×1440ドットの高解像度液晶ディスプレイを採用し、無線コントローラーも付属して199米ドルと安いのが特徴だ。「Gear VR」と同じアプリが動作するとしていることから、OSはAndroidベースと思われる。
上記記事によると、イベントでは動作デモがなかったため、実際の製品の写真が公開されるのは初めてだという。写真では、頭部への固定が「Rift」と同じベルトと面ファスナーを使った方式であること、鼻あての部分が大きく開いていることなどが見て取れる。付属コントローラーには2個のボタンとタッチパッド、トリガーボタンがある。GearVRとの互換性を確保するため、近い仕様になっているのだろう。
イベントでは11月に開発者向けキットを出荷し、2018年初頭に正式に発売すると発表していた。実際にキットの出荷を始めたタイミングは不明だが、11月中に開発者の手に届いたようだ。発売時期も予定通りになることが期待される。上記記事ではもう少し写真が掲載されているので、気になる人は確認してみてほしい。
Reported by 宮川泰明(SPOOL)
© THIRDWAVE CORP. All Rights Reserved.