HTCの「VIVE」の付属コントローラーはタッチパッドを備えており、様々な入力ができる。しかし、Oculusの「Touchコントローラー」のようにジョイスティックがほしいという人もいるだろう。これを叶えるため、アダプターを自作した人が現れた。海外ニュースサイトの「UploadVR」が報じた。
・Vive Controllers Get Joysticks With This 3D-Printed Mod https://uploadvr.com/vive-controllers-get-thumbsticks-3d-printed-mod/
開発者はソーシャルVRアプリを開発しているベンチャー企業、Bigscreenの創業者でもあるDarshan Shankar氏。掲示板サイトの「Reddit」に投稿した。パーツはスティック部分とそれを「VIVEコントローラー」に取り付ける部分に分かれており、スティック部分には導電性のある素材を使う。取り付け用の部品は渦巻き状になっており、中央のスティック部分を自由にスライドさせられる。
同氏はこれを3Dプリンターで制作しており、3Dデータを投稿サイトの「Thingiverse」で公開している。下の画像はそのページで公開されているイメージだ。
・HTC Vive Joystick mod. https://www.thingiverse.com/thing:2705398/
3Dデータが公開されているため、3Dプリンターを持っている人なら自分で制作できる。同氏は当初、3Dプリンターを持っていない人のためにマーケットプレースの「ebay」で1個7.59米ドル(約830円、送料別)で販売していたが、対応できないほどの注文があったとして中止している。工場にまとまった数の制作を依頼することも検討しているという。
スティックを通してタッチパッドを操作するという、仕組みとしては単純なものだが、操作感は大きく変わるだろう。ゲーム等でタッチパッドの操作が合わないという人は試してみではどうだろうか。
Reported by 宮川泰明(SPOOL)
© THIRDWAVE CORP. All Rights Reserved.