さて、今回紹介するタイトル「FARHOME」もそんなVRシュータータイトルの1つだ。なんといってもウリはその美しいグラフィックスだろう。ハードウェア面ではスペックは大きく進化していないものの(先日VIVE Proが発売されて一歩進んだ感はあるが)、表現力は日々進化しているように感じる。
本作ではそんな美しい表現でジャングルのようなフィールド、火山のようなフィールド、そして宇宙空間まで様々な舞台でそれぞれ違ったミッションをプレイできる。
現時点で本作で遊べるミッションは4つある。それぞれストーリーは独立しており、どれから遊んでもOKだ。
それぞれのミッションごとに流れも大きく異なり、「救助者」というミッションでは惑星に降り立ち大量に出現する原生生物を排除しながら囚われているメンバーを救出する、といった具合だ。
ミッション「シリコン」では舞台は謎の宇宙船でアナウンスに従って船内を探索していると何やら不穏な事件が置きた形跡が……、「ライブフォーム」では砂漠に出現している巨大な生物を倒すこと、「新エネルギー」では謎のオブジェクトの調査を命じられ、火山のようなフィールドに降り立つが……という流れである。
ミッションによってプレイ時間は異なるが、1ミッション大体10分〜40分程度だろうか。敵と戦う部分が多いミッションや、探索する部分が多いミッションなど、それぞれ特徴がある。
ちなみに筆者はタイミングの問題かマッチングすることができなかったがCO-OPモードも用意されており他のプレイヤーと協力してプレイすることができるようだ。またサバイバルモードのようなものもメニューで確認できたので、恐らく今後実装されていくのであろう。
プレイした感想だが、筆者のプレイヤースキルが低いと言われればその通りなのだが、正直なところ難易度はかなり高く感じた。標準ではEASYの設定になっているがそれでも敵は湧き続け、弾はなくなり、リロードの時間を待っていると四方から襲われるというなかなか過酷なゲームだった。
また全体的に操作関連が最適化されていなかったり、説明不足が目立ったのが気になった。スライド式の移動とワープ移動のハイブリッド操作となっていて、スライド移動したいのにワープ移動になってしまったり、その逆になってしまったり慣れるまでは移動に少々手間取ってしまい、ほぼVR酔いを体験したことがない筆者だが最初は少々酔ってしまった。
さらに全体的に操作説明不足が目立つ。一応チュートリアルステージはあるのだがほとんど説明はなく、「こうやって構えてトリガーを弾けば銃を撃てるよ」程度のものだ。武器の切り替え方法の説明がなく、かなり手間取った。また無重力空間での移動方法についての説明もなく、10分ほど空中をフワフワする羽目になったりと、もう少し解説があっても良いのかな、という印象だ。
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